久しぶりのブログ投稿です。

読書の秋がやってきました。名古屋は10月上旬現在、気候が穏やかで、とても過ごしやすいですね。

今年の夏も暑かったですが、その中で私が別に熱中したのは、プロ棋士・藤井聡太二冠の偉業をおっかけていたことでした。新型コロナの影響で、帰省が規制されても、彼が「棋聖」になったあの夏の日、奇声を上げて驚いたのは私だけではないでしょう。

「王位」になった日にはもう「おーい!一体どこまでいくんだ~」と、思わずはにかんでしまいました。

ニュース記事からだけでなく、藤井二冠に関する本から学んでみたいと思い、『弟子・藤井聡太の学び方』(杉本昌隆師匠著)を購入。将棋が分からない人にも、藤井二冠始め、杉本さんがどう弟子に接してきたか。プロ棋士の世界が想像できるようになっています。弟子を取らない方が将棋の研究に没頭できる。でも弟子からも学ぶことができる。その才能を見出し、互いに切磋琢磨し、自分の将棋へのモチベーションを上げることができる、というような杉本さんの姿勢から育成のあり方を学びました。

思えばイエス・キリストも弟子を取って、しばしば対話を楽しみ、寝食を共にしながら、決して威圧的な教え方ではなく、弟子たちが自分の死後にも、どんな道を歩むのが良いのか、聖書から一緒に考えている方だと聖書から知ります。教えることと、教えられることは一つなのだと思います。だから、教会の伝道も、福音を宣べ伝えることと、福音がもう既にいろんなところに広がっていて、そこにあることを学んでいくことは一つなのだと思いました。

もともと好きだったスポーツ雑誌「Number」も、先月購入。棋士もアスリートと銘打ち、読者層を広げる上手さ。いろんな棋士のコメントがあり、楽しく読めました。想像以上の話題、発行部数となり、編集長が「負けました」と言っていたのがいいセンスですね。「ひふみん」こと加藤一二三さん著の『だから私は、神を信じる』(日本キリスト教団出版局)も最近、発刊されましたし、楽しみな秋となってきました。読書の秋を楽しめること。「探究」と揮毫した藤井二冠に、改めて「サンキュー」と言いたいと思います。